Tako can fry!

とほほ・・・

iMito MX1 レビュー

職業柄、スマートテレビ的なものも少しは知っていないといけないので、以前から気になっていたスティック型 Android 端末を試してみることに。
シングルコアだと性能的に不十分との噂話を聞いていたので、デュアルコアのものが出た上に Bluetooth 搭載のものが最近リリースされたとのことで、昨年末、早速購入に踏み切った次第。
スティックには画面がついていなくて、最近のテレビはどれもそうだと思うけど、HDMI で接続できるディスプレイが必要になる。
また、入力デバイスも付いていないので、最初は最低限でも USB マウスを用意する必要あり。
そういえば、KDDI も今年に入って同じタイプのものをリリースするみたいだけど、この機能なら今更感が強いと言うか・・・
http://japan.cnet.com/news/service/35026903/

テレビに接続

とりあえずテレビの HDMI ポートに接続した上で、電源もテレビのデジカメ接続用の USB ポートから給電させて起動。
テレビの USB ポート次第で電力不足だったりするかもしれないけど、うちの場合は特にコンセントにつなげることなく起動できたのがお手軽な感じ。

入力装置

BluetoothゲームパッドBluetoothトラックボール付きキーボードを買って試してみた。

ipega wireless bluetooth controller

StepMania PLAY でもできないかと思い買ってみた。
事前に Nexus7 で試してみたけど、ジョイスティックモードでなぜかペアリングできず・・・
iPhone5 でも試してみたが、iCade 対応アプリが少いみたいで、いまいち。
そして肝心の MX1 だけど、ジョイスティックモードのボタン割り当てがいまいちで、キーアサインはいろいろとやり直す必要あり。
DPAD はそのままだが、X が BUTTON_1、A が BUTTON_2、B が BUTTON_3、Y が BUTTON_4 といった割り当て。
キーコードに BUTTON_X とか BUTTON_A とか用意されてるけど、HID のゲームパッドを接続するとこうなるもんなんかな。
Bluetooth のバージョンが古いのか Bluetooth の特性なのか知らんけど、ワンテンポ遅れてキー入力されるので、ゲームには使えない。

トラックボール付きワイヤレスキーボード

エレコム製のもので 1,780 円で投げ売りされていたので購入。
http://www2.elecom.co.jp/peripheral/full-keyboard/tk-fbp037/
キーボードにポインティングデバイスもついてきてスゴイ!と思ったけど、使ってみてやっぱりなあと言ったところ。
ENTER を押すとマウスボタンの左クリックも同時に押されたと判定されてしまうようで、せっかく Google 日本語入力で日本語が入力できるのに、余計なところがクリックされて鬱陶しいことになる。
トラックボールがついていないキーボードを買ったほうがマシだったか・・・


安物買いのなんとやらで、結局、後で常用することになる、独自方式のドングル付き無線マウスが一番使えたので、Bluetooth の恩恵は今のところあまりないかも。

アプリとか

テレビに接続しているので、メディア再生とかメディアストリーミングとか、そういったアプリを中心に試してみた。
ちなみに、QUASI88 や StepMania PLAY も、修正版はまだ公開してないけど、問題なく動作。

YouTube

なぜか、全画面表示にできない。
実はうちのテレビでもネットワーク機能というものが搭載されていて、YouTube を視聴できるようになっているが、動画の形式のせいか再生できないコンテンツもあるので、こっちで再生できるのはなかなか便利。
後に紹介する xbmc の YouTube アドオンを使ったほうが全画面に対応しているので、YouTube アプリでお気に入り登録したものを xbmc で全画面再生するという使いわけができそう。

ニコニコ動画

公式のアプリの使い方がさっぱりわからないので、非公式のアプリを使う。
あまり見ないけど、たまに大画面で見るとおもしろい。
コメントを入れたりしようと思うと、やはり PC のほうがいいか。

Ustream

画質はもともと残念だけど、普通に使える。
Ustream の場合、Twitter でコメントすることもあるので、テレビに Ustream を映しながら手元の PC でコメントということもできそう。
過去の録画分も見れるので、しばらく楽しめるか。

Radiko

WiFi での位置情報取得を許可する必要ありが、普通に聴ける。
PC 使って聴くのもいいけど、テレビでラジオが聴けるので何かと楽ちん。
いつも聴き忘れてしまうモーニング女学院も、カレンダーのアラームと組み合わせてよく聴くようになった。

Twonky Beam

使い方が悪かったのか、プレイヤーが DTCP-IP に対応していないのか、録画した番組の再生もライブチューナーも使えず。
(Nexus7 ではできてたけど。)
NAS 的なものを持っていないので、特に使い道なし・・・

xbmc

XBox の Media Center らしい。
公式のアプリだと、UI をオーバーレイさせると flv のビデオのデコードが遅れてしまうのが残念。
カスタムビルド版が MX 動画プレイヤーと組み合わせて、遅延なく再生できるので、こっちのほうがいいかも。
http://www.cnx-software.com/2013/01/18/xbmchub-releases-xbmc-for-android-version-with-hw-video-decoding-on-all-platforms/


アドオンがあるのが便利だが、日本語が通じないことが多い?
YouTube が全画面で再生されるので、YouTube はこっちで見たほうが便利か。
もう少し使いやすければ、こっちをホーム画面にしたいところ。

カラオケアプリ

JOYSOUND のカラオケ+がよさそうだったけど、曲が再生ずにアプリが落ちてしまい断念。
いろいろ試してみたところ、MX1 では(俺のやつだけかもしれないけど)、音声入力関連のアプリは全部落ちるみたい。

USB デバッグ

おまけ。
普通の人はどうでもいいかもしれないけど、うちの環境の場合、なぜか USB デバッグの接続ができない。
root 取ったりファーム書き換えたりしている人もいるようなので、できないことはないかもしれないけど。
テレビ向けのアプリというやつも作ってみたかったので、ハズレっぽくて残念。

そんなわけで

いろいろ試してみたけど、結局マウスを使わないといけない(カーソル移動だけでは選べない操作がある)のが残念だけど、動画とかラジオをだらだら見聞きするのに意外と使える。
これまでテレビで再生できなかったものが、テレビで再生できるというのが新鮮。
もっと役立つ使い方ってあるかもしれないけど、こんなところで。


ちなみに、アプリの動作は全体的にもっさりしている感触があって、Chrome の表示なんか重かったりするので、ぬるぬるな操作感は期待しないほうがいいかも。