Tako can fry!

とほほ・・・

久々に走る

先日、地方の工場へ生産の立ち会いに訪ずれたときのこと。
早朝 5 時ぐらいに出発して、長い時間をかけ電車に揺られながら、睡眠時間を取り返そうとウトウトしていた。
そろそろ目的地に着こうかといったとき、固い物体が床に落ちたような「ゴツン」といった音で目が覚める。


車両には人が疎らと言うか、俺と目の前にいた女の子と遠くのほうにひとり座っていたくらいで、ほとんど乗客はいない状態。
そして、視線の先にはその目の前にいた女の子が床に寝そべって呻いていた。
先程の固い物音とは、その子が床に転げ落ちたときの音だろう。
最初は朝帰りの酔っ払いかと思ったが、どうも様子がおかしい。


目が覚めたと思ったら突然目の前に人が倒れていたら、どうするだろうか。
おっかなびっくり遠まきに「大丈夫?大丈夫?」なんて聞いて、どう見ても大丈夫なはずもなく。
土地勘もなく一駅の間隔も長い電車の中で、次の駅にいつ着くのだろうかとハラハラしながら待って、駅に到着する直前に何両か先の車掌室にむかってダッシュした。
何も言わずに駆け出したから、その子からすると「あ、逃げた」と思われたかもしれない。


その後は到着した駅の駅員にまかせ、女の子を降ろして電車は発車した。
後から気になったのが、その子が倒れている間、スカートがめくれっぱなしだったことだろうか。
紳士的に上着でもさっとかけてあげればスマートだったんだろうけど、どうやってスカートを元の位置に戻せるか、戻そうとしてスカートに手を伸ばせば怪しまれるよなとか見当違いなことばかりを考えてた。
結果的にスカートがめくれっぱなしで、その間、バツの悪い時間を過ごしたわけだけどね・・・