Tako can fry!

とほほ・・・

同じ安いものでも

リーマンの余波で雇用が抑制されるとかあるまいな!
就職活動の大事な時期だというのに・・・


そういえば、スーツを新調した話はしたっけ?


8 月末に面接が決まり、久々に衣装ダンスから春夏用のスーツを取り出してみたところ、一着が虫食いで穴だらけだし、もう一着も上下ともカビだらけ(特に股間あたりが重点的に)になっていた。
さすがに 7 年もほったらかしにしてると、こうなるか・・・
せめてタンスにしまう前にクリーニングに出しとけばよかったか。


一応クリーニング店に持っていったところ、カビは落ちそうとのことだったので、そのまま頼むことに。
ただ、面接まで時間もないし、本当にカビが落ちるかどうかも定かではなかったので、スーツを新調することにした。


技術職なので前述の虫食いスーツも数えるほどしか着てないし、今回も作ったところで面接ぐらいしか着ないだろうとの推測もあり、お求めやすいお値段のものを買うことにした。
まず頭に思い浮かんだのは「アオ」がつく服飾店だったけど、虫歯の治療でちょうど駅前まで出る予定があったので、郊外の「アオ」ではなく駅近辺で選ぶことにした。
駅前のある店舗のホームページで割引券を見つけたので、これを使ってみようと思いプリントアウトしたのがそもそもの間違いだった・・・


店に入ってスーツを物色していると、そのコーナーにいた50代のいい歳をしたおじさんが「どんなの探してんの?」とかものすごく馴々しい口調で語りかけてきた。
どこぞの若者向けショップにでも迷い込んだのかと勘違いさせられたけど、とりあえず「面接に着ていくようなスーツが必要なんで」と答えてみた。
めぼしいスーツを並べている間も終始馴々しい口調でイライラさせられたけど、その日のうちに買わないと面接に間に合いそうにないし、他に店の候補もないのでここで買うしかなさそうなんだが・・・
サイズと柄の兼ね合いで、自分に合うサイズのスーツは薄く縦線が入っているものしかなく悩んでいたところ*1、「これでも大丈夫だよ!」とか無責任な発言もしてくるし、いったいおまえは何なんだと。


結局そこで買ったんだけど、なんとも後味の悪い気分でね。
安物とは言え 3 万円はするものだし。
家で着てみたらなんとなくサイズもキツいみたいだし、なんでそこで買ってしまったのか自分がすごい情無いやつに思えてきて、なんだか面接もうまくいかないような気がしてきて(実際うまくいかなかったけど!)、もう、生きててごめんなさいみたいな精神状態に。


でも、まあ、これは何かの啓示のような気がして考えてみたけど、多分あのおじさんは元の部署の整理か何かで店員に回されることになって、不本意でやってたんだろうね。
昔はそれなりの地位にいて偉そうにしてきたけど、それがいきなり店員に回されたとなると、プライドが邪魔して接客がうまくできなかったんだろう。
もしかしたら自分も歳を取ったというだけでどこか偉そうにしてやしないか、思い上がってはいないかと思い返すキッカケにはなったと思う。
気をつけないとなあ・・・

*1:面接では紺や濃いグレーの無地のスーツが基本。最近は多少縦線が入っていても派手じゃなければ構わないというが・・・