Tako can fry!

とほほ・・・

ToCoStick を Raspberry Pi につないで使ってみた

そろそろ会社を辞める準備をしなきゃなあ。
今のプロジェクトを始めてかれこれ 1 年以上経つけど、未だに成果なし。
おもしろいものだと思うし、デモ受けもいいんだけど、製品化となるとなかなか課題も多いんだよね。
一緒にやってきた相棒は転職してしもうて、新しい相棒はスキル不足で正直言って足手まといやし、ますます苦しい状況に。
もっと大胆な戦略に出てもよかったなあと後悔しつつ、後の祭ということで。


そういうわけで、こっそり仕事を終らせる方向でコソコソやっている中、ネットである無線デバイスの記事を見かけて、ちょっと使ってみたいと思い定時に会社を出て秋葉へ向かった。
http://tocos-wireless.com/jp/index.html
DIP タイプのものと USB ドングルタイプのものがあって、それぞれ IEEE 802.15.4 (2.4GHz) の無線通信ができるという電子工作向けデバイス
電子工作向けの無線通信と言えば XBee があるけど、変換基板が必要だったりして、自分的には取り回しが難しく食指が動かなかったが、これは最初から USB ドングルで提供されているのが気に入った。


意外と手軽で、書き込み済のファームをそのまま使って、デジタルやアナログのデータをそのまま無線で伝達できるみたい。
1 対 1 ならペアリングみたいなことは特に気にせずに使えるし、適当に回路を作って電源を入れればすぐに始められる。
さっそく温度センサー(LM60)を DIP タイプ(TWE-Lite DIP)につなげて、USB ドングルタイプ(ToCoStick)へ温度データを送るようにしてみた。
ToCoStick は FTDI の IC が乗っていて、PC に挿すと COM ポートとして見えるし、もちろん Raspberry Pi でも使える。
さっそく python でログを取るデーモンを作って、jQuery + jPlot でグラフ表示できるようなものを作ってみた。



ちなみに python のコードはこんな感じで、ToCoStick からの受け取ったテキストを解析して、csv でファイルに記録している。
参考までに。
https://gist.github.com/tako2/966c4d778c6db8dabc7c